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建方工法設備


リフトアップシステム(屋根)

概要

立体トラスの特長は、部材を鋼性の高いシェル構造に配置することにより、小さな部材で内部に間仕切りや柱を持たない大空間を創り出せることです。

しかし、立体トラスの建物は、完成した状態では安定していますが、建設中は仮設の支えがないと骨組みの安定が保てない(自立できない)ため、大量の仮設支柱が必要でした。

また、施工段階では高所作業が避けられないため、安全性の確保にも労力を要し、コスト高がネックとなっていました。

当社では、これらの問題の解決策として、大規模な仮設を用いることなく、地上で骨組みから仕上げまで行い、屋根をリフトアップする装置およびシステムを開発しました。屋根の規模、施工性により電動ウインチシステム、油圧ウインチシステム、油圧ジャッキシステム、安全性抜群のベアロックジャッキシステムなどがあります。

ベアロックジャッキシステムは、東京有明の「ビッグサイト」、長野冬季オリンピックの「ホワイトリング(ワイヤー・リングシステム併用)」などの建設において使用され、工期の短縮やコスト削減などの合理化・効率化に貢献しています。

【ビックサイト】90m/90m/2,000tonの大屋根をリフトアップ

設計監理:株式会社佐藤総合計画

【長野ホワイトリング】短辺径 92m/長編 104m/1,360ton ※ワイヤーリングシステム併用

長野ホワイトリング 長野ホワイトリング 設計監理:株式会社日建設計

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特長
大規模な仮設材不要:工期の短縮・コスト削減に貢献します。
高所作業の削減:安全性の確保・コスト削減に貢献します。
高さ制限のある現場(空港など)でも施工可能です。

仕様

リフトアップの速度は毎分100mm〜200mmで計画しています。30m程度の揚程を1日で施工可能です。

電動ウインチシステム 12台の電動ウインチで、重量250ton程度までのリフトアップ
油圧ウインチシステム 12台の油圧ウインチで、重量500ton程度までのリフトアップ
油圧ジャッキシステム 12台のジャッキで、重量2,000ton程度までのリフトアップ
ベアロックジャッキシステム 12台のベアロックジャッキで、重量3,600ton程度までのリフトアップ
(24台のベロックジャッキを使用して、重量7,200ton程度までリフトアップすることも可)

リフトアップ工法手順

リフトアップ工法手順

リフトアップ工法手順
リフトアップ工法手順

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ワイヤーリングシステム

リフトアップ時に屋根トラスの変形による部材接合不良を防止するため、仮設ワイヤーリングを設置し、ワイヤー張力と屋根の水平、鉛直変位をコントロールすることで、一時的に屋根版を安定状態に保つシステムです。

ワイヤーリングシステム

ワイヤー形状(内側)
ワイヤーリングシステム
ワイヤー形状(外側)
ワイヤーリングシステム

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